この言葉に訪問リハにおける作業療法士の全てが凝縮されていると言っても、決して過言ではないでしょう。 ある利用者さんは元気だった時、とても手先が器用で自分の物だけではなく家族やお孫さんのお洋服まで縫っていました。 しかしご病気でマヒが残ってしまいながらも、懸命にリハビリを続ける中で…ついにこのお馬さんを縫いました。

はじめは針に糸を通すことどころか、ひと針ずつ縫う事すらおぼつかきません。 言う事をきかない自分の手先にかなり落胆してましたが…そばで作業療法士が勇気づけ、懸命に作品を作り終えたのです。

『もものは』では、こういった利用者さんの作品を定期的に『作品展』として関係者や近隣の方たちを招いて発表しております。 回復に向けた1 つのストーリーが凝縮された作品を通して、『生きることの意味』『あきらめない意義』や『命の尊さ』を感じてもらいたいからです。 そして…その作品を手伝う作業療法士にとっても、その場は晴れの舞台でもあるのです。

ほんのひと針。ほんのひと描き。ほんのひと塗り。 時間をかけながら、その小さな一歩を進むお手伝いをし、利用者さんの笑顔を引き出すことが『もものは』の作業療法士さんでもあるのです。

もし、あなたに訪問リハの経験が無ければ、最初は大変不安なことでしょう。 だから『もものは』では、先輩スタッフがあなたがに同行し、訪問リハについて教えます。 慣れてきたら1 日1 件～ 2 件を担当し、更にスキルを上げて頂きます。 なお慣れてる先輩スタッフの1 日担当件数は5 件～ 6 件程度です。

訪問は社有車での移動になります。 また育児などでしばらくリハから遠ざかってた方でも、あなたのペースで勤務形態のご相談に乗りますので、まずはお問い合わせください。