2018年7月14日に、有限会社もものはの全体研修を行いました。
有限会社もものはでは、定期的に全事業所の職員が集まり、全体研修を行っています。
今回は、
「交通安全」
「看護・リハビリからの講義」
「最新の福祉用具体験」
「DISC理論」
という4つの研修を行いました。
私たち「もものは」の職員は、毎日車で移動し訪問業務を行っています。
その中で事故が無いように、安全に利用者様宅へ到着できるよう定期的に交通安全教室を開催しています。
今回は、タケモト保険株式会社の竹本様、三井住友海上の日下様に講師をお願いしました。
講習では、交通ルールのおさらいから始まり、
ビデオでは実際の事故の動画を見ることで、色んな場所に危険は潜んでおり、
ついつい、行けるだろう、いないだろうなど自分に都合のいいだろう運転になりがちな運転を
改める機会になりました。
予定時間に遅れないよう急ぐ時ほど、
誰か出てくるかもしれない、相手が停まってくれないかもしれないなど
かもしれない運転を心がけていきます。
次は「リハビリ・看護の講義」でした。
この研修では、リハビリ・看護のスタッフからそれぞれ講義をしてもらいました。
まず、リハビリからは移乗動作の方法について講義してもらいました。
介助される側の足の着く位置や、介助する側の持ち方ひとつで
立ちやすさが変わることを実技を通して実感するとともに、
実際の症例で困っている部分へのアドバイスもしてもらいました。
普段から事務所ではそれぞれスタッフ間での情報伝達を密に実施していますが、
今回の実技を通してより深い話し合いが出来ました。
看護からは爪切りについて講義してもらいました。
日常で皆さんが使う爪切りは、パチンと音が鳴り爪を切っているかと思いますが、
実はパチンと音が鳴る時に爪には大きな衝撃が生じており、
爪を痛めてしまう原因になっているそうです。
普通に使われる爪切りでなく、爪切り用のニッパーを使用して
実際に爪切りをして頂きました。
看護師さんに切ってもらうとパチンと音が鳴らず
見ていないと切っているか分からないぐらいでした。
切った後のヤスリがけも、押して引いてと両方向で動かすのではなく
一方向からやする方が切り口がキレイになるそうです。
終わった後は、爪がツルツルになっていました。
キレイに整えることで生えてくる爪がキレイになるそうです。
専用の道具を使っても慣れていない者がすると全くキレイにならず
爪切りひとつにもたくさんの知識とテクニックが詰まっており、
当事業所の看護師が普段行っているケアのレベルの高さを実感しました。
お昼からの研修は、㈱たんぽぽさんと、アビリティーズ・ケアネット㈱さんにご協力して頂き
「福祉用具の体験」をしました。
この研修では、午前中の移乗動作の方法に続いて
移乗動作に関連した福祉用具の使用方法を学び実際に使ってみました。
スライディングボードやシートを使うことで
介助する側もされる側もお互いに楽に移乗できることが体験できました。
また車いすのクッションの中でも特に除圧効果の高いエアクッションの一つである、
ロホクッションを持って来て頂きました。
クッションと合わせて座圧測定器というお尻にどれぐらい体重がかかっているかを
測定できる機械もお持ち頂き、ロホクッションに座る方が普通のクッションよりも
お尻にかかる圧が少なくなっていることを感覚的にも視覚的にも実感できました。
よりよい商品を知る事が出来たので、またご利用者様へも提案していきたいと思います。
最後は管理者である松浦から『Disk理論』について講義をしてもらいました。
Disk理論はたくさんの質問に答えて、その結果に基づいて大きく4つのタイプに分類されます。
4つの中でもさらに細かく分類されており、
各自に配られた資料に目を通すと、本当によく当たっているとの声が
たくさん上がっていました。
本来はもっと長い時間をかけて学ぶものだそうですが、
この短時間でも色々と学ぶことができ
各々が自分や相手のスタイルを理解し、相手に合わせた提案をすることで
より円滑な人間関係を築いていく手立てになりそうです。
私たちは、利用者様の為、そして自分自身の為にも「生涯学習」が重要と考えています。
定期的に知らなかったことを知る、知っていたことでも再確認するという機会を設ける
ことで、日々成長を目指しています。