1月27日(金)に毎週恒例の朝の勉強会を開催しました!!
今回は、「COPD(慢性閉塞性肺疾患)の食事療法について」をテーマに行いました。
COPDの症状の中に息苦しさや食欲低下による栄養障害があります。
COPDの方は、安静時でも努力性の呼吸をされているため、エネルギー消費量が健常者の1.5倍と言われています。
さらに、
息苦しい→食欲低下・摂取量低下→栄養不十分→筋肉がつかない→息苦しい→…
というように悪循環になっていきます。
何とか食事摂取を増進する方法がないか調べ、皆で話し合いました。
・食欲不振
最初に高カロリー食品を摂取させる。1回あたりの食事量を少量を頻回にする。
間食を自由にする
・早期の満腹感
最初に高カロリー食品を摂取させる。食事中の飲水制限
・呼吸困難感
食事前に休息、気管支拡張剤の使用、排痰をゆっくり摂取させる
分食にしたり、特殊栄養食品などを利用する。
・疲労感
食事の前に休息する。疲労感が少ない時に多めに摂取させる。
という対処方が考えられました。
COPDの約90%は喫煙が影響していると言われています。
喫煙されている方は十分に気を付けたいですね。