有限会社もものはでは、毎週金曜日の朝礼後にカンファレンスを行っています。
内容は、利用者様の相談、事例検討、勉強会等です。
今回は「ヒートショック」についてでした。
「ヒートショック」とは、急激な温度変化が原因で生じる身体変化のことで、
特に高齢者の身近に潜む死亡要因の一つです。
脱衣所や浴槽などでクラっとした経験はありませんか?
その症状こそが「ヒートショック」です。
家庭内で高齢者が死亡する原因の4分の1が「ヒートショック」に関係しているとされています。
また、年間の死亡者数は交通事故の4倍以上にのぼるとの報告もあります。
「ヒートショック」の原因は、暖かい部屋から寒い部屋への移動などによる急激な温度の変化によって
血圧が上下に大きく変動することをきっかけにして起こります。
ご高齢の方で高血圧や糖尿病、動脈硬化を患っている方は特に注意が必要です。
また、ご高齢でない方でも、心臓疾患や肥満、不整脈がある方は注意が必要です。
「ヒートショック」は入浴時に起こることが多いと言われています。
その理由は、脱衣所と浴室の温度差、浴室とお湯の温度差が激しいからです。
つまり、お風呂に入る前には、
脱衣所や浴室を温めておくことが大切です。
脱衣所に暖房器具を置く、あらかじめ浴槽のふたを開けておく、シャワーを利用してお湯はりを
するなどの対策をしてみましょう。また、お湯の温度は41度以下がいいと言われています。
日本人が大好きなお風呂。
これから長くお風呂を楽しむためにも、しっかりとした「ヒートショック」対策をして
楽しい入浴をしたいですね。