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定例カンファレンス報告Vol.5 「低血糖について」

有限会社もものはでは定期的にカンファレンスを実施しています。

 

今回は、「低血糖について」でした。

 

低血糖の症状としては、血糖値が正常の範囲(70mg/dl)を超えて急速に降下した結果生じる症状として、

発汗、不安、動悸、頻脈、手指振戦、顔面蒼白などがあげられます。

また、血糖値が50mg/dl程度に低下したことによる症状として、

頭痛、眼のかすみ、空腹感、眠気(生あくび)などがあり、

50mg/dl以下では、さらに、

意識レベルの低下、異常行動、けいれんなどが出現し昏睡に陥ります。

高齢者の低血糖による異常行動は、認知症と間違われやすいと言われています。

 

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低血糖の誘因については、薬物の種類や量の誤り、食事が遅れたり、食事量または炭水化物の摂取が

少ない場合や、いつもより強く長い身体活動(例えばゴルフ)の最中または運動後、強い運動あるいは

長時間運動した日の夜間および翌日の早朝、飲酒、入浴などが誘因としてあげられます。

 

低血糖時の対応としては、

1.経口摂取が可能な場合は、ブドウ糖(10g)またはブドウ糖を含む飲料(150~200ml)を摂取させる。

  (ブドウ糖以外の糖類では効果発言は遅延する。)

  約15分後、低血糖がなお持続するようならば再度同一量を飲ませる。

2.経口摂取が不可能な場合、グルカゴンがあれば1バイアル(1mg)を家族が注射するとともに、直ちに

  主治医と連絡を取り医療機関へ運ぶ。

3.意識レベルが低下するほどの低血糖をきたしたときは、応急処置で意識レベルが一時回復しても必ず

  医療機関で治療を受けるようにする。

などがあげられます。

 

糖尿病をお持ちの方、そうでない方も、上記のような症状があり体調が少しでもおかしいと感じたときは

医療機関を受診してください。

 

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